2010年7月6日火曜日

ヘルシンキってどんなんだった? ヘルシンキ回想録

ヘルシンキってどんなんだった? ヘルシンキ回想録
それといって特徴があるわけじゃないけど、イイ街なんだよな。
「ここだけは行っとけ!」とか「これだけは見とけ!」とかない。

タリンもそうだったけど、トラムがどこまで乗ってもタダ。
(本当はタダではないらしいので、良いオヤジはマネしないでね)
(ちなみにこのトラムはよく見るとわかるけど、「PUB」って書いてある車内がPUBになってるトラム)

そしてこのヘルシンキも券売機もあるけど買わずに乗れて請求もない。

自転車と歩行者のゾーンも分離だ~。自転車が多い~。

で、フィンランドってどんな国?

消費税22%!

義務教育で公用語のフィンランド語とスウェーデン語を習い、その他に
英語かフランス語かロシア語を選択して教育を受けられる。
また授業料と給食代は無料。
医療費も無料で図書館も無料で世界で最も図書館の利用率が高い。

物価が高いのに、例えばブランドショップも普通にあって、普通に着こなしてる。

観光にも力を入ているのが伺える。日本観光客もウェルカムで、ツーリストインショメーションでは日本語をスラスラ喋るブロンド姉ちゃんもいた。

芸術文化にも力を入れているようで、至る所でミュージアムの宣伝やら
旅行者向けのミュージアムマップがある。
ヘルシンキカード(4000円弱)なるものがあって、ハトバスみたいな市内観光バス(日本語ガイド有り)が無料、フェリーなど公共交通機関が無料、そして美術館の入場料が全て無料というのが素晴らしい。おかげで美術館をはしごした。


こんな国の社会の仕組みについつい興味を持たざるを得ない。
この国はどうしてこんなに経済的にも精神的にも裕福なんだろう?と。
もちろん社会問題は抱えているんだろうけれども。

日本人てお金持ちなのかね?と考えさせられる。
日本人の僕たちは、「こんなに高いんじゃ、昼飯も食べる気しね~」と思ってるところに、当然ながら現地の兄ちゃん姉ちゃんが飲食してる。

街中の古い建物や簡易な設備などを見るたびに、「日本てやり過ぎてるよな」と感じてしまう。日本て例えばサランラップが切れやすいとか
ボトルから液が垂れたり溢れたりしにくいとか、そういうところに凄い頭のイイ人の頭脳やお金を注力してるのを思い出させられる。
それが日本を成長させたんだろうけど、それ自体もガラパゴス化しているような。そして行き詰ってしまっているような。

かたやフィンランドという国を見ていると成長シロを残しているというか?
ノンビリ進めばイイ。というような感触を街や人から受ける。
ユルいというか、元々簡素というかゴージャスを求めないというか。
北欧デザインの如く、シンプルだけど可愛気がある。
華美でなく貧相でなく優等であるといった感じ。
スリリングな面白さには欠ける向きがあるかな。


ノキアやムーミンが国のイメージを表しているとも言えるかもしれない。

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