2010年6月19日土曜日

モスクワへ帰れ!

いきなり最初のブログはトラブルからだ。

今まで、スケジュールも問題なくこなしてきたのだが
とうとうトラブルにであった。

それも今まで経験のない、しかもあまりネット上でも聞いたことのない。


6月17日、僕たちは予定通りにモスクワ発タリン行きの列車に乗り込み
定刻の18:08発に発車した。

パスポートチェックのため、乗務員がパスポートを回収していった。

僕たちは、出発後のリラックスモードに入るための準備をしていた。
もちろん、ビールを出したり、読書の本を出したりと。

そこに乗務員が声をかけてきた。「こっちへ来い」と。
通路側に座っていた相方が、誘われるがまま乗務員室の方に消えていった。

少しすると、相方が戻ってきて「今日は17日だよね」と。
「ビザが足りないってゆう意味を言われてるみたいなんだけど」。

ビザは間違いなく今日の日付までのを取得している。完璧なはずだ。

もう一度相方が乗務員室から帰ってくると
「サンクトゥベルグを出発して国境を出るのは18日になるので
ビザは18日までないとダメみたい」。

「え、え、え~~(完璧じゃね~じゃん)」
確かに夜行列車のダイヤまでは確認してなかったなぁ。

乗務員と直接話してみるが、英語は全く通じず。
ワーワー騒いでみたが、乗務員が言う事は
「次の駅で荷物まとめて降りて、モスクワへ帰れ!」。
それ以降、一切無視された。

ビザが切れてるから出国できないってことは、どうなるんだ?
このままモスクワに急行して飛行機で今日中に出国できないだろうか?
頼み込んだらどうにかならないかなぁ?
もし、モスクワに帰っても日本大使館はもう閉まってるし。
明日は金曜。翌日は土日で官公庁は休業。
最悪は日本へ強制送還?
とか、リラックスモードはいきなり不安の塊モードに。

そして出発から2時間後の20時過ぎに
言われた通りトゥヴェルという閑散とした駅に放り出された。

続く、と思われ。



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