2010年11月25日木曜日

ユーゴスラビア紀行(モンテネグロ編)

サラエヴォを出たバスは山の中を越え、景観の良い湖やら岩山やらを
見せつけ国境を渡ってモンテネグロに向かった。

ラテン語で「黒い山」と呼ばれるモンテネグロ。

モンテネグロのポトゴリツァでバスを乗り換えるころには暴風雨だったが
コトルに着いたときは、ありがたいことに雨だけは止んでいた。

宿は旧市街の城壁の中にあるのだが、看板は出てないし
グーグルマップはヘンテコな場所を指すし、見つからなく
重たい荷物を下ろしたいがために入った軒下が
たまたま宿だった。表札すらない。
宿にはほとんど宿泊客はなく、借りたドミの部屋は使い放題の
プライベートルーム状態だ。

が、翌日も暴風雨で外には出られず、旧市街の街を散策する程度。
そして宿にはどんどん新しい宿泊客がやってくる。
あっという間に部屋は満室になってしまった。
その新しい宿泊客には日本人が二人もいて、旅話でまた盛り上がった。
二人ともアジアから回ってきているので、東の情報がたくさんもらえる。
イスラム圏でラマダン体験の話など興味深い話も多かったし
一人は旅を始めて早々に痛風になったという珍しいバックパッカー。
成都で文字通り1ヶ月足留めになった話など。
また、恒例の?データの交換もした。
映画数本と漫画(風の谷のナウシカの漫画書籍のPDF)をいただいた。
なんでもバックパッカーにはジブリ好きの割合が高いらしい話も出た。

結局暴風雨は止まず、自ら観光ストライキと決め込み僕ら二人は
翌日朝にこのコトルを後にした。


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