2011年1月7日金曜日

クリスマスイブはお寺の宿坊で


珍しく相方がインドにて、「ここに行ってみたい」と言ったのが
サラバスティという村にあるサヘートとマヘートと言われる地域で
平家物語のクダリに出てくる、祇園精舎と沙羅双樹にまつわる場所だ。
お~なんとも可愛い相方の望みではないか。行きましょう。
と調べるが、アグラーからラクナウまで列車で数時間、乗り換え
ゴーンダまで数時間、さらにバスで、さらにリキシャで・・・。
うん~ん遠い。これでは途中で一泊しなければ。
アグラー発夜行で出発し乗り換えを続け翌日の夕方にゴーンだへ。
ここで一泊をせざるを得ない感じだったが、タクシーを飛ばした。
タクシーにはサラバスティの中国寺に向かうようお願いした。
こういう地域のお寺は宿坊を貸してくれるのを知っていたからで
数年前ネパールのルンビニ(釈迦の生誕地)を訪れたとき
宿坊を貸してもらったことがあった。
クリスマスイブの夜7時ごろ到着。すっかり日は暮れている。
中国宿の人達は当たり前のように暖かく迎えてくれた。
ちなみに迎えてくれたのは中国人ではなく現地のインド人である。
電気を引いてないらしく、わざわざ発電機を回してくれ
ベッドにはブランケットを運んでくれ、粗末ながら彼らと
同じ食事を出してもらえた。
食事も終わり、時間はたっぷりあるので、のんびりと
PCに入っているビデオでも見ようかと思っていると
「電気きりま~す」と発電機が終了となってしまった。
停電用に持ってきていたロウソクに火を灯すとクリスマスの
雰囲気が出てきた。
iPhoneでクリスマスソングを流しひとときだけ気分を味わったが
ドアの隙間から吹きこんでくる風で我に帰り、二人とも
シュラフに身を包んでそうそうに寝ることにした。

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