2010年8月18日水曜日

安宿での生活

安宿での生活
安宿の生活は慣れてしまえばどってことなく、快適ではあるが快適でない場合も多々ある。
1泊から4泊程度で次々に街を移り、宿を変えていく生活をしていると、その宿に慣れたと思うと次に移動だったりして慌ただしい。

安宿はホテル以上にその宿ごとに特徴があるといえる。
例えばシャワーなんかも、宿全員共同の場合と各部屋の中にあってその部屋の人間だけがシェアするようになっていたりと。またシャワールームとなって独立してる場合とトイレと一緒の場所も。なんといってもシャワーで気をつけないといけないのは排水具合だ。まだヨーロッパ圏内なのでほどほどに良いが、アジアに入るととたんに悪いので下手すると逆流してくるので気分が悪い。
僕は髪を短髪にしたので、頭から足の先まで石鹸1個で洗い上げる。
洗濯は僕はシャワーを浴びたあとにすぐ洗面所で石鹸をこすりつけて洗い絞りベッドの脇に干す。
トイレも今のところちゃんと流れている。小さなドミトリーだとトレイの数が宿泊客数に対して少なすぎて、朝などはみんな小刻みに足踏したりするはめになる。
キッチンと冷蔵庫の攻防が一番大変かもしれない。
コンロ、フライパン、鍋、皿などの数が限られているからだ。
キッチンがある宿ではたいがいこの手の道具が揃っているのだが、ちゃんと洗っているとは限らない(たいがい汚れが残ってる)ので、料理の最初は道具や食器洗いから始まる。
料理はほとんどパスタ。しかもペンネ。スープを作ってペンネを入れたり、パスタソースを買ってきてソーセージや野菜を炒めて絡めて食べたり。
今のところペンネが一番使いやすし持ち歩きやすいし腹持ちが良いし、安い。ま、かなり飽きているのだが。
かといって日本食が恋しいなんてこともない。
その時々の共同生活者とは挨拶は欠かさない。部屋で初顔合わせ時は「ハーイ」とか「ハロー」とか声を掛け合う。これはたぶん挨拶という行為というよりも一種のセキュリティ検査なのではないかと思っている。気難しい人間ではないか?非常識な人間ではないか?などを挨拶で感じ取っているのではないかと思う。
あまりに粗暴な共同生活者も面倒だが神経質な共同生活者が同じ部屋にいると気を使う。若い子なんかは深夜に帰ってきて昼ごろまで寝ている場合が多く、僕らは年寄り臭く早寝早起きを励行しているので、朝にガサガサするとたまに舌打ちが聞こえてきたりするからだ。
どいつもこいつも身の回りの整理整頓なんかはしていない。それは男女関係なくで、若いお姉ちゃんのブラやパンツが普通に眼につくところに脱ぎ捨ててあったりする。

ちなみに今までの共同生活者で挨拶程度を交わした国の人々は
アメリカ、ハンガリー、スペイン、ペルー、フランス、ポルトガル、中国、香港、台湾、韓国、デンマーク、イギリスそして日本。
同じ安宿なのに設備だけでなく、雰囲気が全然違ったりする。
それは経営者の考え方の違いなのではないかと、よく感じる。
ウェルカムな態度がとてもよくわかる宿もあれば、とにかくセコいと感じる宿もあるし、まったくサービス精神を感じないスタッフの対応にがっかりする宿もある。
ま、まだまだこんな生活が続く。


1 件のコメント:

  1. どうしてるんかと ふと思い出してみました。

    N川さんも心配してたで~

    ゆっくりブログ読ませてもらいま^^!

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