2010年12月10日金曜日

残念だらけだったパムッカレ

僕らはインドビザを申請し、発行されるまで数日かかるので
その間をパムッカレで過ごすことにした。
パムッカレはイスタンブールからバスでデニズリで乗り換え約10時間。
パムッカレは真っ白な石灰棚と遺跡が沈む温泉が有名だ。
僕らは3年ほど前のガイドブックを当てに行ったので、現地について
入場料の値上がりなどに驚愕。なんと数年で4倍に跳ね上がっていた。
しかも入場券は当初24時間有効だったのが、当日限りと厳しい変更。

これでは午後に行って、翌日午前中も観光しようと思った狙いが外れた。
パムッカレは本当に石灰棚と遺跡以外に観光名所も町もないので
滞在は暇で仕方なくなる。

どうりでこの町には観光客が見られなく、宿泊者がいないわけだ。
入場料が当日限りなので、日帰りで済ませるからのようだ。


当日は残念なことに、天気が怪しく、遠くに黒い雲が見える。
天気予報は下り坂である。ということで真にもって寒いのである。
石灰棚の歩道は汚さず壊さずのためか、裸足で歩くことになっている。
寒いのは仕方ないが、なかなか気持ちいい。
というのも温泉が流れているのである。
が、石灰棚のメインの棚には水が枯れている。
なんと乱開発で水が少なく計画的に水を流したり止めたりしているらしい。
写真で見る石灰棚は水が張って、白というより空を反射して水色に見える。
そんな景色を見に来たつもりなのだが見られなく残念。
さらに遺跡の沈む温泉は、写真では綺麗なのだが、季節柄オフシーズンと
いうこともあってか、あまり綺麗には見えない。
しかも写真などではわからないが、温泉の周りはカフェになっており
カフェの客からすると温泉客はイルカショーのイルカなみの
パフォーマンスを期待されるに違いない。
さすがに見世物になる自信もなく、後にした。
石灰棚に戻り、下り坂の天気に怯えつつ強風に耐えながら
夕焼けに照らされる石灰棚を期待したが、雲にかき消され
わずかの望みも適わなかった。
これでこの町の観光は全て終わってしまったわけだが
2泊もここで過ごすことにしてしまったのを後悔した。
この町は日帰りで十分です。

ちなみにここに行くなら、日本人の典子さんという方がやってる
食堂で日本食をいただくことをお勧めします。
色々情報を教えてもらえます。



1 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

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