2011年2月17日木曜日

旅の最終地フィリピン

そもそもフィリピンに寄る予定になったのは、バンコクから日本に
帰るコースで直行便は高すぎるため、経由地を探すと
一番安いのはマニラだっただけである。
本当はマニラではなく台北経由も考えた。
僕も相方も台湾好き。僕は数年前まで5,6年間
年に一度は台湾に遊びに行ってたし、友達もいる。
そんなこともあって台湾経由を考えたのだが台湾の冬は
意外と寒いのだ。その寒さにビビってマニラにした。

そんなマニラなので全然情報がない。
ネットで調べても全然期待できない。
食べ物、文化、人々、観光地とどれもパッとしない。
調べて出てくるのは、ただただ治安が悪いということぐらい。
ま、直前に小向さんがちょっと盛り上げてくれましたが。

到着してみると、その通りパッとしなかった。
刺激もなければ、何かユニークな品物や食べ物などが
見つかることもなかった。
現地の人しかいない下町の食堂に足を踏み入れて食べてみる。
まるでトルコのロカンタみたいに、おかずがトレーに並んでいる。
指差しだけで注文できるのが嬉しい。
特段珍しそうな具材もなければ料理もない。
そして食べてみると、まずくない。しかし特徴がない。
しかもなんだか食べたことがあるような味ばかり。
そう、学校給食みたいなのだ。
言葉を変えれば、近所のおばちゃんからおすそ分けしてもらった、
って感じの料理ばかりで、卒もなくまずくない。
独特でなく特徴すらない。

中華街や屋台街も歩いてみたが、特段珍しい商品もない、
それこそバンコクで見られるようなオリジナリティ溢れる
Tシャツすら見つからなかった。
屋台の食べ物もバナナ揚げの他、麺類はあったがそれ以外は。。。
子どもが多い。とにかく子どもが街の中で朝から晩まで遊びまわっている。
中には浮浪児もいるようだが、なぜか子どもが元気で走り回ってる。

それと街の中は異常なほどのセキュリティ。
駅の改札前で全員の荷物の中身をチェック。
僕らはバックパックを全部オープンしてチェック。
もちろん僕らの後ろは大渋滞で長蛇の列になった。
コンビニの中にも銃を持った警備員が立哨しており
銀行などは、1m以上もする銃身のライフルを握っていたりする。
治安の悪さを物語っている。
散歩した街の中には、昼間しか営業していない小売店が
店の前面を鉄条網で囲い、お客が入れないようにしているほど。
恐らく昼間でも強奪がありえるからだろう。

軽くパッキングをした。
もう今日は日本に帰国なのだ。
久しぶりの日本。日本に帰ったら何が見つかるだろう。

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