2011年2月17日木曜日

ある意味フードファイティング、タイフード


僕はタイに来てから、「バイマクルー」というものに
囚われてしまった。
これはタイ料理にはよく入っているコブミカンの葉と言われるもので
独特の香りがする葉っぱで、特に食材ではない。
僕はこの香りをずっとレモングラスの香りだと勘違いしていた。
トムヤンクンなどに使われているあの独特の香りだ。

パクチも大好きで自家栽培しているぐらいだが、いまはこの
バイマクルーにゾッコンなのだ。

タイ料理は幅が広く、この旅行で言えばトルコ以来の広さだ。
トルコでもロカンタと言われる食堂には、これでもかというくらい
料理が並んでいたが、タイも負けずとステンレスのトレーに並んでる。
しかし、トルコと違うのは、トルコではどれも安全に食べれたのだが
タイでは、どれも安全に食べれると言い切れない。
何故なら、なぜなら、メチャ辛いからだ!

それは食堂であろうと屋台であろうと手加減はない。
が、気の利いた店なら、料理を指さして注文しようとすると
「スパイシー」とおばちゃんがニッコリ笑う。これが怖い。
本当に辛いので気をつけろという、心優しい微笑みである。
元々辛いものは大好きながら弱いという小生であるが
ここのところインドやマレーシアで、辛いものには
慣れ親しんできたつもりだった。

しか~し!タイの辛さはやはり半端なものではなかった。

色味で真っ赤なのは、もう慣れた。
騙されてはいけないのは、逆に赤くないやつだ。
そう、隠れて生の青唐辛子エキスや刻みが入っているから
辛いというか、痺れるぅ~、なのだ。
これを喰らった後はもう手遅れで、その後はビールを飲んでも
落ち着かないし、赤いのもダメ。それどころかちょっとだけ
熱を持ってる料理だけで、涙目になりそうなくらい辛い。

赤より青の方が強烈なんだよな。
色味的に赤のほうが辛そうだけど。

色で言うと赤よりも青のほうが温度が高いんだよね。
炎よりもガスの火のほうが温度が高いように。
実際にこの旅の途中で何箇所かシャワーの捻りのノブの色であったんだけど
日本の常識だと「赤色」がお湯で「青色」は普通の水だけど
その逆のところが何箇所かあったのだ。
自分の狭い常識に囚われてはいけない。
温度では赤よりも青のほうが温度が高いのだから。。。
そんな汗が止まらない料理、涙が止まらない料理、鼻水も止まらない料理
だけがタイ料理ではない。
もちろんタイにもホッとできる料理もある。
もちろんスイーツだってあるのだ。
(あんまりなかったけど)

でもゲテモノ行ってみましょう。
まずはカブトガニのサラダ。カブトガニのミソとタマゴを
カブトガニから掻き出したものとサラダを混ぜて出来上がり。
すんごいスパイシーな仕上がりで、やっぱり汗が止まらない。
そしてコウモリの唐揚げ。売ってたのは唐揚げとバーベキューが
あってバーベキューにはコウモリの卵付きで興味津々だったのだが
相方が、これには海老歩き。
ってことで唐揚げに決定。ま、鶏肉かカエルかってくらいのお味で
そんなに美味でもゲテでもない。
続いて、豚の脳みそアンドその他モロモロのスープ。

これは本当に何が入っているのかわからなかった。
一見すると豚の脳みそと、ほとんどホルモンかと思ったのだが
なんだか海老シュウマイ的?なものとか、魚の皮のようなテイストとか
もう明るいのに闇鍋的なスープで楽しみました。

タイではやはりスイーツってかフルーツが美味い。
トロピカルなフルーツが安くて美味い。
バナナはどこで食べるより甘かった。パインも。
もちろんマンゴーも1個500gするのを買って帰って部屋で食べたし。

結局バンコクでは、地獄寺と言うしょうもないお寺に行ったくらいで
近所をブラブラしたくらいで過ごした。
僕も相方も既にバンコクとその周辺の観光地はだいたい行っているからだ。

バンコク、いつでも来ることができる、アジアらしいアジアだ。
またフードファイティングしにくるぜ!


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