2010年9月26日日曜日

日記を綴ってミリオンセラーでサクセス

数週間前のアムステルダム。
自由を感じる街だった。

人はリトルニューヨークとも言うらしく
またニューヨークを作ったのはアムステルダムの人々だとも聞いた。

アムステルダムには自由があちこちに見られるし
感じることができるのだ。

マリファナや売春は合法で街のあちこちからマリファナの臭いがし
飾り窓と言われるショーウィンドウには下着のお姉さん達が
通りの男たちに愛想を振りまき、カジノも街の景色を作っている。

どう見てもラリってる男がヘラヘラした顔で歩いている横を
地元の人は気にもせずに、仕事をしたり生活したりしている。

アムステルダムの宿に到着した日、相方と宿の部屋に入ると
5人部屋のドミトリーに既に3人の男がいた。
そして当然のようにマリファナの匂いがプンプンする。
一人は確実に決まってしまっている(ラリってる)。
こりゃエラい洗礼じゃの~と思いつつ
正直、心のなかで「こら、困ったなぁ。相方のセキュリティが不安だ。」、
と思いつつも宿のオーナーは日本人女性なので、気を効かせてくれ
ウチらを別の部屋に変えてくれた。
なんだか猛獣だらけの檻から出された気分だった。

宿のオーナーはバリなどにも一時期住んでいたことがあるとのことで
バックパッカーの気持ちを良く理解してくれている
とても明るく頼もしいお姉さまだった。
また夜のスタッフ、ミッシェルもとてもお茶目で明るい。
この明るさがないと、きっとアムステルダムの宿は切り盛りできないのだろう。

ってことで、何事も試してみないと気が済まない僕は
マリファナを吸いに出かけた。
どこで手に入れるかというと、アムステルダムでは
「cafe」は純然たるカフェで「coffee shop」がマリファナを提供する場所らしく、コーヒーそのものの値段はカフェと変わらない。

そのcoffee shopに入ってコーヒーやらドリンクを飲むだけもよし。
ドラッグを買って楽しむのもよし。
コーヒー 2ユーロ。
マリファナ 3.75ユーロ(1本)

ちなみに20種類くらい色々あったが、よくわからないので
ビギナー用みたいなのを選んだ。

タバコを吸い込む要領で数服してもあまり変化がないので
深呼吸するように吸い込み息を止めること何回かしてみた。

あっという間に回ってきて、酒に深く酔ったような気怠い倦怠感が襲ってきた。
一応、保険的に相方には面と向かって僕を観察してもらうことにしていた。

視覚と聴覚が普段と違う。表現が難しい。
自分の動きもかなり遅かったりする。
言語も呂律が回ってない。

と、思っていたのだが、相方に聞くと、普段どおり全然普通とのことだった。
確かに話すことは理路整然と話しているし。
自分で自分の感覚だけが、緩慢だったり記憶が断片的というか
瞬きの感覚が長く感じたりして、短い時間が長々と感じたりして
時間の感覚がかなり乱れた。

あまりにも回ったので、1本の半分以上は持って帰った。

翌日は昼に運河脇でランチの後に一服してみた。
日本では違法なことを、青空の下でプハーっとやるのは気持ちがよかった。
昼間っから酒も飲まずにほろ酔い気分を楽しむ。

そしてまだ、余ったがオランダから持ち出すわけにもいかず、
それほど気に入ったわけでもないので、廃棄。


こうやって、旅の行方を飛び飛びであるが日記のように
つけているが、このアムステルダムで日記を書き続けて
ミリオンセラーというか世界的に有名な著者になったのが
アンネ・フランク。「アンネの日記」だ。

アンネが隠れていた建物の見学に行ってきたけど
外から見たら、「こんなイイとこに住んでたんかいな」と
思ってしまうような建物だった。
アンネの身長の記録を壁に書き留めた痕が生々しかった。
アンネはサクセスどころか、誰かに密告されアウシュビッツ収容所に
送られて殺されてしまったのであるが。

僕はこんな日記をいつまで書き続けようか。。。

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