ロシアの旅行社の手続き(旅行確認書の発行)を必要とするからだ。
ロシア語ができれば、直接ロシアの旅行会社のサイトにアクセスして
旅行確認書の発行を依頼できるのだが。
この場合は日本の旅行社でロシアの旅行社と提携している会社に
委託せざるを得ない。
僕の場合は、㈱ユーラスツアーズにお願いした。
そしてロシアビザのもう一つ面倒な問題は
宿泊先や旅の経路(移動手段)もすべて決定してないと
ビザの発行をしてくれないということだ。
ということで、ユーラスツアーズさんにウラジオストクでのホテル、
ウラジオストクからモスクワへのシベリア鉄道の予約、
さらにはモスクワでのホテルの予約とモスクワから出国の電車まで
全てお願いすることになった。
どうやら、ゲストハウスやドミトリーなどの安宿は
この旅行確認書の発行はしてくれないようだ。
この旅行確認書がユーラスツアーズさんから郵送されてきて
はじめてロシア領事館に行ってきた。
・旅行確認書
・バウチャー
・パスポート
・証明写真1枚
・申請用紙(折ったらダメだそうです)
これらを持参。
西日本では大阪領事館だけ。
大阪モノレールの少路という駅で住宅街を歩き10分ほど。
閑静な住宅街に警察官が立哨するその門こそロシア領事館。
その警察官が入り口で身分証明書の提示を求める。
警察官が名前を確認復唱して、門扉の横のブザーを「ブー」と鳴らすと
電子錠が開錠し、中に通してくれた。
建物の中に入ると、狭いっ。
ひとり、旅行会社の社員らしき人が待っているだけで
他には誰もいない。
申込書の空欄をそこにあるたった一つの机でとにかく埋めて行く。
英語でどうやって書いたらいいか分からないところがあったのだが
日本語での記入が許される項目がいくつかあり、なんとかクリアした。
そこに向こうのドアから現れたドでかいロシアン兄さん、領事館の方に
書類一式を渡し、「お願いします。」と。
「受取日は?」聞かれたので「二週間。」と答える。
二週間待てばビザ発行手数料は無料なのだ。
またドアの向こうに消えていったが、しばらくしてちっちゃい紙切れを
渡された。「これを持ってきてください。」
つまりは引渡し証みたいなものだ。レシートより小さい
頼りない紙切れをしまい、領事館を後にした。
帰ってから気がついたのだが、旅行確認書を出してるロシア旅行社は
ウラジオストクで1社。モスクワで1社で2社あるのに
申請書の記入欄には1社しか書くのを忘れたのに気がついた。
ちょっと心配になったが、のんびり2週間待つことにした。
2週間後に同じロシア領事館に行き
引渡し証みたいなちっちゃな紙切れを見せると
すぐにパスポートに貼られたビザを開いて見せ
名前や日付に間違いがないか確認せよと渡された。
あっけなくビザ取得。
これでやっとロシア入りが許可されたわけだ。
昔で言うところの通行手形ですな。
さて、ビザが貼りつけられたパスポートをパラパラとめくると
残りのページが少ない。
どう考えても今後ページが不足する。
国内にいる間にパスポートの増補をしておかないと。
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